異分野交流で進歩するフリーソフトウェア
どこを引用しても、意図を正しく伝えられないので、全文引きます_o_
フリーソフトウェアの作者は、動機が個人的なことが多いので、趣味に走ってしまうことがよくある。その結果、機能は盛りだくさんだけど使い勝手やデザインがイマイチなものを作りがちだ。
そんな中、デスクトップ環境の雄KDEがユーザビリティの専門家と協調してKDEをより良くしようとしているという、なかなかいい話。
そう。ギークだけで寄り集まっていても良いものは作れない。コードも書かない人に言われたくはないなんて言ってないで、異分野の人からどんどん意見を吸収していきたいものだ。
ぼくは、自分の得意分野と異なると思う分野について、意見を吸収することに賛成できない。ある異分野について、複数の方が賛同されるような意見について、敬意を表することはある。
ドックイヤー(死語?)と言われたこの情報技術の産業に身をおくなかで、異分野の知恵を簡単に吸収できるとはとても思えないようになっている。吸収などとは身の程知らずもほどがある、と自ら言い聞かせたい。
プロジェクトが成功するとき、それぞれが技術リーダシップやプロジェクトリーダシップをとれる分野で忌憚ない意見を発し、またメンバーがそれを尊重するという場面を見る。また自らそのような場面に遭遇した。
プロジェクトが失敗するとき、優れた意見に耳を貸さず突っ走る技術者、あるいは評論家と化した手を動かさないリピータのようなマネージャ、モチベーションの落ちたスタッフに行き当たる。
私が「コードも書かない人に言われたくない」といういったとき、そこには「手を動かさない、プロダクティビティを感じられない人」の意見を尊重することは難しい。といった心持ちがある。g新部さんが「CodeFestをやろう」といって組織を動かしたとき、多様な人が応援し、心から賛同し、たくさんの人が集まる。
私はそういう人になりたいから、動く人でありたい。
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あー成功した時も、失敗したときもあるかー
一人で複数のロールをこなしていると自分の中に
複数の悪者がいる
突っ走る技術者、評論家、モチベーションの落ちた……